世界の現状

イギリスの国際的なリスク分析会社Verisk Maplecroftは、2019年に世界194カ国における廃棄物とリサイクルの状況について調査した結果を公開しています。このレポートによると、世界で毎年約21億トンもの都市廃棄物(MSW:家庭ゴミ)が排出されていますが、このうちリサイクルされているのはわずか16%(3 億 2,300 万トン)でした。46% (9 億 5,000 万トン) は持続不可能な方法で廃棄されています。



ゴミ排出量の多い国は、1位が中国、2位はインド、3位はアメリカ、日本は8位という結果でした。しかし、人口に対するゴミの排出量をみてみると、アメリカが突出してワースト1位です。アメリカの人口はインドの4分の1程度ですが、ゴミの排出量はほとんど変わりません。1人あたり年間773 kgの家庭ゴミを排出しており、これは世界平均の約 3 倍に相当します。

日本の現状

環境省の発表によると、2020年度における一般廃棄物(いわゆる家庭ゴミ)の総排出量は、4,167万トンでした。これは東京ドーム約112杯分に相当し、1人が1日あたり1kg近いゴミを出しています。産業廃棄物も加えれば、さらにゴミを排出していることになります。

2020年現在、最終処分場の残余年数はあと22.4年といわれています。つまり、このままのペースでゴミの廃棄を続けていると、2042年にはゴミを埋める場所がなくなってしまうのです。私たちの生活を脅かす、憂慮すべき事態となっています。

引用:https://sdgs-compass.jp/column/4354<br class="">
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